清水由貴子さんの自死での考察~「納棺夫日記」・生と死、そして介護を考えた一週間
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4月20日、父親の墓前で車椅子の母親を傍らに
自ら独り黄泉の国に旅立った元タレントの清水由貴子さん。
自殺と言う行為は、私も否定する。
生前、彼女自身も、そのように言っていた様だ。
しかし、彼女は「母親の介護」
「自分の将来」「家族の今後」などの重荷を
一身に背負ってしまい、死神に憑付かれたのであろう。
「慈孝由和清大姉」彼女の戒名だそうだ。
最後まで母親の介護に心を尽くした事を称え親孝行の「孝」
の字を入れてくださったそうだ。
今日、彼女の遺志通り、御殿場で葬儀が執り行われたようだ。
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私的には年は一つ上で、
「スター誕生」で「なごり雪」を歌っている彼女に
歌のピュアーさ、理想の女性像…「憧れのスター」を感じた。
そして、デビュー後の「お元気ですか」のレコードを
擦り切れるほど聴いた。
(更に学校も同じ<彼女は定時制だが>事に、近親感を覚えた。)
彼女の曲は叙情歌的な物悲しさを歌った曲が多かったが、
それなりに心の「癒し」になった。
レコードが出るたびに購入し、それれなりに「リクエスト」も
したし、「コンサート」や「公開収録」も、何回か見に行った。
しかし、内気だった私は、ファンクラブだけは入れなかった。
「ファンクラブ」で団体でヤンヤヤンヤやることが苦手だったし、
その中で、疎外されてしまったら怖かったからだ。
(今の私では考えられない事だが)
そして、レコード7枚目『言問橋』で、
フォーク系に路線変更を目指すも、
あまり芳しくなかったようで、
以降、タレントとしてバラエティーに転身したようだ。
「欽ちゃんバンド」でお茶の間の話題になったときは、
チョット嬉しかった。
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独身時代、友人に女房を紹介して貰った時も、
事前に「どんなタイプが好み?」と聴かれ
「背は余り高くなく、チョットぽっちゃり、
笑顔が可愛い、明るい子。
タレントでいうと清水由貴子」と言った。
そして出てきたのが女房だった。
だから、彼女には、この部分でも、感謝している。
その後、NHKのドラマやヤクルトのCM、
旅番組のレポーターで時々見かけたが
最近は殆ど見る機会が無く、
風の噂に「所属事務所を辞めた」と聴いた。
人生、山坂。坂は3つ「上り坂」「下り坂」「まさか」
と聴くが、今回は将に「まさか」だった。
尚、彼女の非公式ファンサイト
『清水由貴子さんを勝手に応援するHP』を
作成されている管理人さんが5月2日、
「偲ぶ会」を浅草で開催するそうだ。
PM6:00言問橋・浅草側集合とのこと。
詳細はHP:http://www.geocities.jp/kanz_y/index.htm
『偲ぶ会』(オフ会)
詳細掲示板:http://geocities.yahoo.co.jp/gb/sign_view?member=kanz_y
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さて、水曜夜から木・金と電車での出張だった。
夜行寝台特急で北陸・金沢に向かった。
夜行では彼女の曲を聴こうとしたが、あまりに悲しくて
仮にも翌朝から仕事だから、心を癒す為にクリムゾン
コレクションの「守護」を聴いて眠りに就いた。
朝方は元気になろうとしてcocoonを聴いた。
そして、木曜一日飛び回り、金曜は殆ど電車の中なので、
富山で一冊の本を求めて本屋に入った。
いつか読もうと思っていた青木新門さんの「納棺夫日記」が
店の前面に在った。
勿論「おくりびと」の原点という期待・・・で、
文庫版を手に取り早速レジへ。
読み進んでゆくうちに映画より、更に深い
「哲学書」のように感じた。
彼が最初は「食う為の仕事」として嫌々やっていた
「納棺」という「作業」。
そして、いろいろ心の中で探究してゆく内に
「死」とはどういうものか、
「生」とは・・・と考えるようになってゆく。
さらには所謂「悟りの境地」に見る「ひかり」を探求してゆく。
自分の拙い文章力で、この感動を表現
できないのが、とても悔しい。
心動かされた箇所を抜粋する。
第1章P32
「心が変わり、視点が変わると、
今まで気が付かなかったことが、気がかりになってきた。」
第3章P137
「人は、自分と同じ体験をし、
自分より少し前へ進んだ人が最も頼りとなる。
長野善光寺の御戒壇を進むとき、手を伸ばせば届く程度に
前を行く人が最も頼りとなる。その人が前にいるだけで、
安心して進める。」
『納棺夫日記』を著してP162
「あの時、私を救ってくれたのは、
私を丸ごと認めてくれた瞳だった。」
『納棺夫日記』を著してP199
「<観光>旅行とは、西行も芭蕉も、
名もなき巡礼たちも、死ぬまで歩き続けたように、
<光を観る>まで歩き続けることであった。」
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総じて、一昨年前から実体験から「家族の絆」や
『いのちの大切さ』を歌う主婦バンドcocoon(コクーン)の歌、
本・『もどっておいで、私の元気!』やワークショップなどで
話を聴き始めた、カウンセラーの岡部明美さんや
感性論哲学の芳村思風先生、
昨年から『青空禅フォーラム』でお話を聴かせて頂いている
意思・セラピストの伊藤充隆先生のお話
~心の「青空」とは…に、共通している感がした。
私も、48歳・女房子供父母各一人づつおり、
当然迫ってくる親の「介護」、
そして自分自身の『生』と『死』をしみじみと見つめる
事が出来た一週間だった。
今となっては、既に時が遅いが、出来得れば、
彼女にcocoonの歌や岡部明美さんの
「もどっておいで 私の元気!」を
読んで貰いたかったと思ってならない。
改めてここに、故・清水由貴子さん(慈孝由和清大姉)の
ご冥福を心から祈念いたします。合掌。
cocoon(コクーン)HP:http://www.yy-cocoon.com
岡部明美さんHP:http://anatase.net/
参考文献:文春文庫 青木新門さん著
『納棺夫日記』増補改版ISBN978-4-16-732302-8
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